変形性膝関節症の治療とは?
最も重要なのは運動療法
変形性膝関節症の治療には、薬物療法や運動療法などの「保存療法」と「手術」があります。
どちらを選択するかは、進行度や患者の希望にもよりますが、まずは保存療法を行うのが基本です。
薬物療法は痛みを軽減するのが目的です。関節内で炎症が起こると、
痛み物質が発生して、滑膜が刺激されてさらに炎症が進み、痛みが悪化するという悪循環に陥ります。
そこで、非ステロイド抗炎症薬などの鎮痛薬で、こうした流れを断ち切ります。
しかし、痛みを軽減するのはあくまでも対症療法です。痛みを起こさせないようにするために重要なのが運動療法です。
運動すると、膝関節を支える筋肉が鍛えられ、膝がしっかり安定して、関節への負担が減ります。
また、膝を動かすことで、血行が促され、関節液中の痛みを起こす物質が血中に吸収されて減っていきます。
さらに、運動によって肥満が是正され、膝への負荷が減少します。
動くと膝が痛む患者さんは、できるだけ運動したくないというのが本音かもしれません。
しかし、筋肉は動かさないでいると、どんどんやせ衰えて萎縮していきます。
また、運動不足の状態が長引くと、腰や股関節など他の部位にも悪影響を及ぼします。
このように膝をはじめとする運動器の障害が進展した状態は
「ロコモ」(ロコモティブシンドローム=運動器症候群)と呼ばれ、介護が必要になりやすい状態です。
これを防ぐために運動療法は欠かせません。
長く続けると効果が実感できる
運動としては、太ももの前側にある大腿四頭筋を鍛える
「脚上げ体操」や「ハーフスクワット」などの筋力トレーニング、関節の柔軟性を回復させるストレッチなどが有用です。
たとえば、脚上げ体操は、イスに浅く腰かけて片方の足を伸ばし、
ゆっくりと10センチメートルほど上げ5秒間ほど静止してゆっくり下ろします。
これを1回とし、20~30回を1セットに、1日3セットぐらいを目安に行います。
また、屋外で行う有酸素運動にはウォーキングや自転車、水泳などがあります。
なかでもウォーキングは気軽に行えるので、お勧めです。
平坦な道を歩くこと自体は膝にかかる負担は比較的軽微ですが、
階段や坂道の昇降は負担が大きくなりますから、無理は禁物です。
ウォーキングの時間は、最初は15分くらいから開始し、少しずつ時間を延ばしていくのがいいでしょう。
変形性膝関節症になると、動くと痛いので家に閉じこもりがちになりますが、ウォーキングはそれを解消する上でも有効です。
筋力トレーニングやウォーキングなどの運動療法の効果は1週間や10日で現れるものではありません。
長く続けることで初めて実感できます。まずは1か月を目標に頑張ってみることが大切です!
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